目次
オールシーズンどこへでも
みなさま
こんにちは。ANSCO9です。
今回は密かに人気が出ている、ある自転車についてご紹介します。
日本の街中でよく見かけるようになったピストバイクですが、ファッションとして今では豊富な色と、みなさまの手でカスタムされ、オリジナリティーが溢れ同じものを見る日は少なくなってきました。
そんな中、最近街中で極太のタイヤを履いた、ひときは目立つ自転車が通り過ぎるのを目にした方がいるのではないでしょうか。
ファットバイク
雪上を楽しむスノーバイク
ものすごくタイヤの太い自転車が最近街中を走っています。
Photo Credit : seacaltradingclassics.blogspot.com
この自転車は日本ではオシャレとして人気を得ていますが、タイヤがこれ程までにタイヤが太いのにはちゃんと理由があります。
もともとこの自転車はアメリカ北部のミネソタ州で生まれました。
Photo Credit : matome.naver.jp
ミネソタ州は冬になると大雪になる極寒地でも有名で、雪上を走るためにこの自転車は開発されました。
今までの自転車では考えられない太さ
ファットバイクを生でご覧になったことがない方も、普通のマウンテンバイクならご覧になったことはあると思います。
Photo Credit : nagano-outdoor.com
ママチャリと呼ばれる普通の自転車と比べても、マウンテンバイクのタイヤは太く約5cmほどの太さのタイヤを履いてます。
マウンテンバイクはその名の通り、山などの舗装されていない道路を走ることを目的としていて、 タイヤは太くボコボコと土の上で滑らないようにゴムがブロック状になってます。
Photo Credit : www.grovekamakura.com
そんな山用の自転車のタイヤと比べてもファットバイクのタイヤは太く、約10cmの太さのタイヤを履いてます。 マウンテンバイクと比べても倍の太さなので、雪の上も沈むことなく、走行が可能になりました。
太くすることのメリット
いざ現物を見ると、見慣れないほどの太さに思わず笑ってしまうほどなのですが、それほど太くするメリットとは何でしょうか。
普通の道と比べ雪などで生じる悪路と呼ばれる道を走行するには安定感が求められます。
車、バイク、自転車と乗り物の中でスピードを出すものなど安定性を求められる乗り物のタイヤは太く、これは地面との接地面積が増えることで、作り出される安定感です。
また雪上となると、接地面積が少ないほど雪に埋もれてしまい、安定感が失われます。
Photo Credit : blogs.yahoo.co.jp
言葉で説明してもわからないと思うので、タイヤが太ければどれだけ凄いかがわかる映像をご覧ください。 もともと悪路を走るためにできたマウンテンバイク対ファットバイクの動画です。
いかがでしたか。
最初にゆうゆうと来たのが紛れもなくファットバイクです。
こんなにも差が出てしまうのかと、驚きの映像です。
もちろん雪以外でも大活躍
もう一つのメリットとして、シーズン用の乗り物でありながらも、もちろん土の上でも力を存分に発揮するので、山道もガンガン進むことができます。
つまり、オールシーズン楽しめる自転車になる訳です。
Photo Credit : www.pedal-j.com
雪の降る季節は雪の景色を見に山へ、紅葉の季節、緑の季節、と四季を感じに行くことができる自転車はこのファットバイクではないでしょうか。 また最近都会で走るのを目にするように、ファッションとしても活躍する自転車です。
釧路湿地Fat Bike ツアー
現時点ではまだマイナーで、ツアーを実施しているところはものすごく少ないですが、 日本でもこのファットバイクを乗ることができます。
北海道の釧路ではファットバイクでのガイドツアーを行っています。
もちろんオールシーズン北海道の大地を感じることのできるツアーで、旅行先のレジャーとして参加するのもいいかもしれません。
PICK UP
SURLY
SURLYとはファットバイクを扱う自転車ブランドの名前になります。
Photo Credit : www.1jyo.com
アメリカで生まれたこのブランドは若者に人気のあるブランドで、 名前の「SURLY」は無愛想やむっつりという意味があります。
大した意味も無いのに利益のため新製品を垂れ流すメーカーや、大して乗りもしないのに新製品や高級品に群がるファンを「流行に弱い無駄使い集団」と切り捨てる皮肉が彼らの真骨頂ながら、その背後には自転車を心から愛する気持がある。
超風変わりで、超真っ当なブランドです。
Photo Credit : www.cycloch.net
たくさんの種類があり、少々値段が張るもののタウンユースとしても、オフロードユースとしてもこだわりの一台としていかがでしょうか。
またブランド名に込められた意味から、ストリートカルチャーに精通するように感じます。
ファンション性を意識して選ぶ
マウンテンバイク、ピストバイク、と若者にとって自転車のあり方は様々です。
性能としてもファッションとしても色々な自転車が増えてきている中、いざという時にファッションとして購入した自転車が、性能の面で役に立つ日が来るかもしれません。
この機会に購入を悩んでる方は、ファットバイクも視野に入れてみてください。
それでは
ANSCO9 DAISUKE
参考画像 : http://blog.goo.ne.jp/businessmanagement/e/cef376afb50edbaacf565c0e72012338